
ボクサー骨折
(中手骨頚部骨折)
このようなお悩みはありませんか?
- 手関節や手指に痛みがある
- 手の甲が腫れて痛む
- 指を曲げるのが難しい
- 握力が低下して物がつかみにくい
ボクサー骨折とは
拳を握った状態で強打することによって起こる中手骨頚部の骨折を“ボクサー骨折”といいます。中手骨は解剖学的に頭部・頚部・骨幹部・基部に分かれ、骨折は頚部が1番多いといわれています。
中手骨頚部骨折は第2〜5指のいずれにも発生しますが、第4・5中手骨の発生頻度が高いです。多くはパンチ動作で発生するためボクサー骨折とも呼ばれますが、ボクシングや空手などスポーツによって引き起こされることはまれです。
骨折部は手のひら側に曲がる変形(屈曲変形)が発生するため、骨折した指の拳がへこんで見えるのも特徴です。

ボクサー骨折の原因
- パンチ動作
- 手の甲への強い衝撃
- スポーツでの激しい接触 など

主な症状・所見
- 疼痛
- 手の甲が腫れる
- 変形
- 拳がへこんでみえる など

当院での施術

エコー検査
ケガの部位や状態を正しく把握するためエコー検査を行います。

応急処置と病院紹介
シーネ固定など適切な処置を行います。骨傷の疑いがあり精密検査が必要と判断した場合は、近隣病院へご紹介しております。

物理療法
早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。炎症症状の抑制や疼痛の軽減を促します。

運動療法
手指の可動域改善や、手の筋力回復のために運動療法を行います。
参考資料
- 標準整形外科学/医学書院
- スポーツ整形外科学/文光堂
- 骨折ハンター/増井伸高/中外医学社
- 一般社団法人日本整形外傷協会/手の中手骨骨折