大腿骨疲労骨折

このようなお悩みはありませんか?

  • 太ももが痛い
  • 膝や股関節周辺に痛みがある
  • 運動時に太ももに違和感やこわばりを感じる
  • 太ももの痛みが徐々に強くなっている
  • 太ももを押すと特定の箇所に痛みがある

大腿骨疲労骨折とは

 大腿骨疲労骨折は、スポーツや日常生活での繰り返しの負荷によって発生し、「大腿骨頸部疲労骨折」と「大腿骨骨幹部疲労骨折」の2つのタイプに分類されます。さらに、頸部疲労骨折は横断型と圧迫型に、大骨幹部骨折は転子下(近位部)と大腿骨遠位部に分けられます。
 大腿骨頸部の横断型は、頸部の近位部に亀裂が生じるもので、高齢者に多く転位の可能性が高いため、早期内固定が勧められます。圧迫型は頸部の遠位部に生じ、比較的若い人に多くみられ、保存療法が行われます。
 大腿骨骨幹部転子下部疲労骨折は大腿部痛を、遠位部疲労骨折は膝関節上部の膝痛を主訴とするのが特徴です。

大腿骨疲労骨折の原因

大腿骨頸部疲労骨折の発症メカニズム

 股関節周囲の筋肉疲労などによって支持力が低下すると、大腿骨頸部に直接力学的ストレス(上部には牽引力が、下部には圧迫力)がかかります。
 過度なダイエットやホルモンバランスが崩れることによって骨の脆弱化が起こり、さらに力学的ストレスが加わることで疲労骨折が生じると考えられています。

大腿骨骨幹部疲労骨折の発症メカニズム

 大腿骨には体重による負荷とそれに対する床反力の衝撃、さらには内転筋群による張力もかかっています。このような力学的ストレスが疲労骨折発生の一要因であると考えられています。
 また大腿骨の形状から、たわみの1番強い部分でストレスがかかりやすく、骨折が起こってしまいます。

主な症状・所見

  • 股関節痛
  • 大腿部痛
  • 膝痛
  • Flucrum test陽性   など

当院での施術

エコー検査

ケガの部位や状態を正しく把握するためエコー検査を行います。

病院紹介

骨傷の疑いがあり精密検査が必要と判断した場合は、近隣病院へご紹介しております。

物理療法

早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。組織の修復と疼痛の緩和を促します。

徒手療法・ストレッチ

筋肉をほぐし、ストレッチをすることで患部にかかる偏った負担を減らすことができます。

運動療法

柔軟性の向上や筋力バランスを整えるために運動療法を行います。

インソール

足部のアライメントを矯正するインソールを作成します。

参考資料