
舟状骨疲労骨折
このようなお悩みはありませんか?
- 足の内側に痛みがある
- ジャンプした時に足の痛みが強くなる
- 足を地面につけると痛い
- 長時間経っていると足が痛くなる
- 痛みが徐々に悪化している
舟状骨疲労骨折とは
舟状骨における疲労骨折は、踏み返し動作やジャンプ動作を繰り返すことによりストレスが加わることによって発症します。陸上競技で圧倒的に起こりやすく、バスケットボール、ラグビー、サッカーなどでも生じやすいです。発生頻度は全疲労骨折のなかで0.7〜14.4%と幅広い報告があります。
分類としてはSaxenaらが提唱した分類が用いられ、Type1が背側皮質の骨折、Type2が体部までかかる骨折、Type3が対側骨皮質まで抜ける骨折とされています。また、血流の乏しい舟状骨中央部1/3に好発するといわれています。

舟状骨疲労骨折の原因
発生のメカニズムとしては、荷重することで内側縦アーチが沈み、舟状骨を挟む距骨・楔状骨から圧縮力が加わることや、つま先立ちの肢位において剪断力が加わること、足関節底屈時に後脛骨筋からの牽引力が加わることが影響すると考えられています。
主なリスク
- 凹足
- 内転中足
- 距骨下関節や足関節の可動域制限
- 第1中足骨の短縮 など

主な症状
- 中足部痛
- 舟状骨部の圧痛
- 運動時痛 など

当院での施術

エコー検査
ケガの部位や状態を正しく把握するためエコー検査を行います。

病院紹介
骨傷の疑いがあり精密検査が必要と判断した場合は、近隣病院へご紹介しております。

物理療法
早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。組織の修復と疼痛の緩和を促します。

徒手療法・ストレッチ
筋肉をほぐし、ストレッチをすることで患部にかかる偏った負担を減らすことができます。

運動療法
足関節の可動域改善や足関節周囲筋や足部内在筋の筋力強化を目的に運動療法を行います。

インソール
足部のアライメントを矯正するインソールを作成します。
参考資料
- 標準整形外科学/医学書院
- スポーツ整形外科学/文光堂