骨盤裂離骨折

 成長期の骨盤では骨端線が残っているため、筋肉の急激な収縮による牽引力により力学的に弱い骨端線部に裂離骨折を起こします。骨盤には下肢の筋の起始部があり、上前腸骨棘・下前腸骨棘・坐骨結節がスポーツによる裂離骨折の3大好発部 […]

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ばね指

 ばね指(弾発指)とは、指の腱鞘炎が原因で起こる症状です。 屈筋腱腱鞘炎は、MP(中手指節)関節の掌側にある靱帯性腱鞘で生じる腱鞘炎で、腱鞘の肥厚と靱帯性腱鞘内部の狭小化、腱自体の浮腫性腫大などによって腱の通過障害を生じ […]

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フライバーグ病

 フライバーグ病とは、中足骨骨頭に発症する骨の壊死で、第2ケーラー病と呼ばれることもあります。骨端症のひとつで10歳代を中心に発症し、女性に多いといわれています。 MTP関節(中足趾節関節)に痛みが出現し、足底に胼胝(た […]

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モートン病

 モートン病は、足趾の神経が中足骨間を連結する深横中足靱帯によって圧迫・絞扼を受けて生じる絞扼性神経障害であり、趾間のしびれ、疼痛、灼熱痛などの多彩な神経症状が出現します。障害部位には個人差がありますが、特に第3・4足趾 […]

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ハンター管症候群

 ハンター管症候群(伏在神経障害)は、太ももの内側にある《ハンター管:Hunter管(内転筋管)》内で伏在神経が圧迫されることによって起こる神経障害疼痛です。ハンター管は、内側広筋・大内転筋・縫工筋・長内転筋の4つの筋肉 […]

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ジョーンズ骨折

 1902年にRobert Jonesが報告した中足骨基部に介達外力によって生じた骨折を狭義のジョーンズ骨折といいます。一方で、Robert Jonesの報告した急性型のジョーンズ骨折と第5中足骨近位部に生じた疲労骨折を […]

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変形性膝関節症

 膝関節において、関節軟骨の退行性変化を基盤に骨の増殖性変化や滑膜の炎症が生じることで、関節破壊・変形をきたす疾患です。男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。 変形性関節症(OA)のうち […]

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ベーカー嚢腫

 ベーカー(Baker)嚢腫は膝窩嚢胞ともよばれており、滑液が溜まることにより、膝窩部滑液包が膨らんだ状態を指します。腓腹筋内側頭と半膜様筋の間に発生することが多いですが、他の部位に生じることもあります。 ベーカー嚢腫に […]

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腱鞘炎

 腱鞘炎とは、腱とそれを包む腱鞘に炎症が起こる状態です。腱鞘は腱を滑らかに動かす役割を果たしていますが、腱や腱鞘が肥厚し、そこに炎症が起きることで痛みや腫れが発生します。 なかでも、手首の親指側にある短母指伸筋腱と長母指 […]

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肘関節脱臼

 肘関節伸展位で手をついた際に受傷することが多く、橈骨・尺骨が一体となって上腕骨に対して脱臼するものです。脱臼の中では肩関節脱臼に次いで多くみられます。外傷性の肘関節脱臼は、スポーツ活動中に生じることが多く、30歳未満で […]

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