
肋骨疲労骨折
このようなお悩みはありませんか?
- 肋骨を押すと痛い
- 背中が痛い
- 深呼吸をすると痛みを感じる
- 身体を捻ったり、腕をあげたりすると痛い
- ゴルフや野球のスイング動作で痛みを感じる
肋骨疲労骨折とは
肋骨疲労骨折は、ゴルフ・野球のスイング動作などの繰り返しで、第2〜9肋骨の肋骨結節から肋骨角の間に発生します。ゴルフでは利き手の反対側の第5-6肋骨に多く、野球では利き手側の第7-8肋骨に起こりやすいといわれています。
また、野球の投球やウェイトトレーニングでは第1肋骨疲労骨折がみられます。第1肋骨は解剖学的位置や太く短いという形態的特徴からも疲労骨折の発症は非常に稀とされています。

肋骨疲労骨折の原因
繰り返しの動作によって、肋骨に付着する筋の反復的な収縮や牽引が肋骨に過度なストレスを与えることで疲労骨折を引き起こすと考えられています。特に以下の要因が多くみられます。
主な要因
- スポーツによる繰り返す負荷
- 反復性の筋収縮
- 前胸部や肩関節の柔軟性の低下
- なで肩や胸椎後彎といった不良姿勢
- 咳の繰り返し など

主な症状
- 背部痛
- 肩甲部痛(第1肋骨疲労骨折の場合に多い)
- 局所の圧痛
- 深呼吸時の痛み
- 動作時痛 など

当院での施術

エコー検査
ケガの部位や状態を正しく把握するためエコー検査を行います。

病院紹介
骨傷の疑いがあり精密検査が必要と判断した場合は、近隣病院へご紹介しております。

物理療法
早期回復のため、信頼度の高い物理療法機器を取り揃えております。組織の修復と疼痛の緩和を促します。

徒手療法・ストレッチ
筋肉をほぐし、ストレッチをすることで患部にかかる偏った負担を減らすことができます。

運動療法
柔軟性の向上と動作の改善を目的に運動療法を行います。
参考資料
- 標準整形外科学/医学書院
- 第1肋骨疲労骨折の臨床的特徴/日本臨床スポーツ医学会誌